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2009.10.31 *Sat

21.「だとしたらどうする?」&ハロウィーン特別編☆

「だとしたらどうする?」
 海賊たちが、一斉に騒ぎだした。
 赤毛が叫ぶ。
「あいつとは、絶対に仲好くできねえし」
黒猫も言う。
「女ったらしだし」
ブラウン管のアイドルたちも。
「自分勝手で残酷すぎる」
「島から出たことないんだぜ。視野狭すぎ。」
「海賊になる素質ないでしょ」
やだやだやだやだ、あーだこーだあーだこーだ、みいみい、やだやだやだやだ。
フック船長は、海賊たちの、いちいち的をえた言葉を聞きながら、別のことを考えていた。「この瓶をピーターにあげたいなあ」


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(ハロウィン特別編は、「続きを読む」をクリックしてください☆)
こんにちは。
ジェイムズ・フックです。
HANDle my love を読んでいただきありがとうございます。
ちょうど、俺が登場してきたあたりですよね。
船の乗組員たちもだいたい出そろいましたね。みんなけっこう、かわいいでしょう?

ところで今日は、ハロウィン♪
うちの船では、毎年盛り上がるんですが、みなさんの方はいかがですか?

俺の方は、うちの子たちが悪ノリしないように気をつけなくちゃなぁ、なんて思っています。
なにしろ、去年も、その前も、、、ちょっと外部の人には言えないようなことばかりしてきた黒歴史が(汗

まったく、お恥ずかしい限りですが、
なにこのケーキうまーーーーーー!!

今、カボチャのタルト食べてるんですけど、すんごいおいしいですこれ。
うちの料理長がつくったんですが、名作です。涙でてきましたぁ。じーん…
よし、紅茶いれよう。

「フック船長ーーー!!」
背後の扉が勢いよくあきました。だいたい、こういうとき、邪魔されるんです。お決まり。

「何してるんすかー!!」
「ん、ハロウィンだからコメント求められてるんだよー」
と言いながら振り返ると、うわわわわわー!

「リアム、お前、変だぞ!顔…顔はどこにいったんだ!」
「ここですよ。」
ぽこっとリアムの顔が出てきました。風船みたいに膨らんだ首のない胴体の、胸の真ん中から。

「なにそれ!?」
「フック船長、今日はハロウィーンですよ。」
「知ってる、だからなんなのそれ!?」
「言ったじゃないですか。今年のハロウィーンは、船中でコスプレして騎馬戦バトルロワイヤルです」
「コスプレっていうか、着ぐるみに近いぞ」
「細かいことはいいんです」
「はあ。そうですか。勝手にやれよ。怪我はするなよ。」

「いやもう、怪我人出てます」
「え!?」
「マストに突き刺さった奴もいますし」
紅茶のカップをおいて、窓にかけよって外を見ると、一番高いマストに誰かの体が突き刺さってます(汗。
顎の下から頭を貫通して、ぐろぉぐろぉ。ぐろぉぐろぐろぉ、巨大な、ピンクのクマが揺れていました。
そのクマにしがみついている、小さな青いクマも見えます。

「ま、着ぐるみ部分に刺さってるだけですけど。」
「ジンジャーと蒼太…だよな」
あ、本篇では乗組員の名前は出てこないんですよね。
でも、まあ、いいですよね。特別編ですから、これ。
「そうです。けっこう、ねばったんですけど、やっぱあいつらまだ若いですねー。甘かったですねー。」
リアムは大して年も変わらないのに、先輩顔をして言っています。
「はぁ~」
俺としてはため息が出ました。また、今年も始まっちゃったみたいです。

「ところで、船長、相談なんですけど。」
「なんなの、やな予感。」
「実は、今年、”あの人”が初めて参戦してるんですよ」
「だれ?」
「料理長です」

まさか!だって、行事ごとの船員たちのバカ騒ぎに、俺と料理長だけは参加しないでお昼寝してる側だったのに。
なぜ今年のハロウィーンに限って?

「船長、覚えてますか、今年の勝者の景品」
「ああ。”次の目的地の港を自由に決められる権利”…あっ。」
料理長は、常々、口癖のように、”いつか氷河でロックを飲むのが夢”だって…

「そうなんですよ、、料理長、本気です。」
「本気か?」
「大まじです。俺たちこのままじゃ殲滅させられます」
この船の中で、生まれた時からずっと海で生きてきた生粋の海賊は、料理長だけだ。
奴が本気になったら、うちの子たちがかなわないのは仕方がないこと…リアムが一刻もおしい、というように言う。
「このままじゃ、俺たち北極行きになります」
「俺はやだぞ。寒いの嫌い。それにだいたい、この船には氷河を割って進む装備なんてないっての。」
「料理長がそんなことくらいで納得するわけないです泣」

俺は、ヤなものは絶対ヤってきっぱりしてるんです。
譲れないものは譲れないし。通すところは通さないと。
「むこうの馬は?」
「レオと、カグヤですね」
「じゃあ、お前ら俺につけ」
「うぃっすww」
リアムとノエルの双子が俺の馬。
俺は、上着を脱ぎました。絶対、奴の思うどおりにはさせません。

「じゃあ、船長、このクジ引いてください。」
「はあ?」
リアムが、立ちあがった俺に、変なビニール袋を差し出します。
「ルールですから。」
「はあ。」
俺は、一枚引きだしました。ノエルが俺からクジを受け取り、開きます。そして、
「…いまいち。船長、もう一度。」
俺は、もう一枚引出しました。ノエルが同じく。
「…もういっかい、いいですか。」
もう一枚。ノエル。
「んー…」

「なんなんだよ」
俺はイラついてききました。
「いや、船長にはどのコスプレがいいかなって。」
「は?」
「コスプレで騎馬戦、がルールなんで。」
「どーでもいいだろ」
「だめです!」
そう言うノエルは、黒猫の耳とシッポがついていました。


「じゃあ、お前が適当に決めろよ」
「はい。では、これとこれ、どっちかいいですか。」
そういうノエルに、リアムが
「あ、結構いいじゃん。」
などと言っています。ノエルがさしだしてきた2枚のクジの紙には、
「ウエディングドレス(血痕つき)」、
「セーラー服(ロングスカート+眼帯)」
と書いてありました。

「はあ!?」
「船長決めてください!俺だって猫耳コスなんですよ!!!(恥)」
じゃあ、といって俺は指差す。
セーラー服だろ、せめて。
いちおう、おれも、海賊である前にセーラーだし。(と無理やりなっとく。)

それから、これもいちおう、聞いておこう。
「他に聞いておいたほうがいいルールある?」
リアムがいう。
「負けたら、一日ふんどしで過ごします。」
「じゃあ、勝つ。」
俺は言う。

甲板に出たら、ふんどし決定な仲間たちが、体に痣をつくった痛々しい姿で倒れていた。
けれども、馬に乗った俺を見ると、おおおーと歓声をあげて起き上がり、手を叩いて迎えた。
俺は髪をかきあげた。
長いスカートが風にぱたぱたとはためく。

正面から来るのは、同じく優秀な馬に乗った、あいつだ。
なんだか、殺し屋みたいな格好してやがる。
「ゴルゴですって」
俺の馬が答えた。
相手も相当な気迫だ。簡単には勝てなそうだな。ったく、お前はおとなしくケーキ作ってればいいのに。

「なあ馬、一つ聞いていいか。」
「なんでしょう。」
「お前ら、実は、俺と料理長の一騎打ちが見たかっただけなんじゃないの。」
ニ騎の周りには、あっというまに人だかりができて、いけいけーなどという声も聞こえてくる。
「ご名答です☆みんな、めっちゃ盛り上がってます☆」

…ったく。
だが、俺は勝つ。
あいつがこの船に乗ってるのは、あいつが俺には勝てないからなんだぜ。
次の港は、俺が決める、いつも通りな!!
あいつが剣を抜いたので、俺も抜いた。
はーん!この俺に向かって二刀流で来るとはね!!!かんけーねーけど!
「行くぜっ」




というわけで、明日に続く!
といいたいけど、続きません♪
でも、フック船長が勝ちますよ♪♪作者が保障します♪
なぜなら、この船で一番我儘なのは、実はフック船長だからです☆
ふふふ。



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宍井智晶

Author:宍井智晶

読み:Sisy chiaki
2010.3.26
ペンネーム、変えました。ハルクミハル⇒シシイチアキ。
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